SUNMEITANG
宮廷酸梅湯
1735年頃、乾隆皇帝が中国の宮廷で愛飲していた伝統製法による酸梅湯です。
使用した材料は主にハーブである烏梅、山査子、甘草、陳皮、氷糖です。1600年頃の医学書《奇效良方》からのレシピを元に御膳房で黄帝のために作り始め、夏バテと消化に優れて、民間にも広がるようになり今に至ります。

良い水
宮廷の伝統製法は玉泉山とう今の北京で一番良い水が取れる場所で、酸梅湯は必ず玉泉山の水を使っていたという
ですから、まずは良い水の選びが大切であるため、私達は北アルプス水を使っております。

ハーブの厳選
次は良い材料ですが、宮廷では一番上質のハーブを使っていました。黄帝のために作るものですから、厳選された材料が非常に重要です。
そして、私達は中薬局の許可を得た三甲病院に卸している会社から仕入れて、日本で更にもう一度、農薬、菌、防腐剤の検査をしたハーブを使っております。

煎じる容器
次は煎じる容器ですが、漢方を作る時も必ず土鍋の容器を使用します。金属容器は漢方の成分を破壊したりすることもあるため土鍋を使って煎じることが大切です。
そのために、私達は土鍋にこだわり作っております。量よりも質にこだわり生産性が悪くても伝統製法を遵守して最高の酸梅湯を目指しております。

*歴史*


(明)朱元璋黄帝 しゅげんしょう
梅をジュースにして飲む様になったのは、西周の時代にさかのぼります。それから、梅はより私達の生活に多く使われるよになってきます。
酸梅湯の形になってきたのは、明朝の朱元璋黄帝が今で言うコロナの様な伝染病に感染され、全身怠く頭も重いふらふらしている時に偶然厨房にある烏梅の臭いを嗅いで頭が軽く感じたことがきっかけであります。
普段厨房に入るのが好きであった朱元璋黄帝は自ら烏梅を使い煎じで漢方ドリンクを作り始めます。その漢方ドリンクを飲み継けて5日後に伝染病が良くなり回復した経験をします。
「夏バテ、夏風邪に良い」

(清)乾隆黄帝 けんりゅうこうてい
清朝になると今の中国の東北にいる満族が明の朝代を清朝に統一することになり、この朝代では世界で一番長生きをした皇帝が登場します。その王様は乾隆黄帝といいます。
乾隆黄帝は当時88歳まで生きることができ、史上一番長生きした皇帝であると今でも乾隆皇帝の健康法にみんなが興味を持っています。
場所は今で言う北京の天安門ですが、乾隆黄帝は健康を大切にし、予防にも興味深く養生知識が豊富でありました。文武両道で、運動も良くし、狩猟も良くなさっていたようです。
当時、王様の食事は油濃く、肉がメインであったため身体が重く感じることが多かったようです。体重も増えやすく食べ続けると健康には良くない山海珍味を食べていたが、そんな黄帝の健康を考え宮廷では食医(今の管理栄養士)がヘルシーな飲み物を作り始め、毎日黄帝に飲んでもらう様にします。
そのおかげで黄帝は身体はスリームで病気も少なく世界一の長生きした黄帝になります。後世は長生きした黄帝の背景にはこの漢方ドリンクが一助したと考えています。
「肉と油の消化に良い」

民家に広がる
北京のどの街に行っても、酸梅湯が飲めるようになったのは乾隆黄帝のおかげです。中国のお茶の文化は非常に古く、緑茶、紅茶などではなく、黄帝から始め、皆んなが好きで飲んできたハーブ茶。酸梅湯は皆んなの健康予防に今も役に立ち続けています。

満漢全席(まんかんぜんせき)
ご存知でしょうか「満漢全席」は世界一の宴席でございます。108種類のメニューが揃ってあります。
食べるなら中国!なんか分かる気がしますよね。
しかし、肉、油の多い中国の料理は多種多様ですが、考えて食べないと身体を悪くするのは時間問題でしょう。ですから、中国には身体を浄化させるためのお茶がない生活は考えられません。様々な病気の予防ができるからです。
酸梅湯は特に油、肉食、暴飲暴食が多い現代の西洋化した食文化にも良い組み合わせだと言えるでしょう。
*飲み方*







